Interview #
2
2023
年
11
月
新實良太
Ryota NIINOMI
サーチファンド・ジャパン
シニアマネージャー
東京大学卒、愛知県出身
Q. 自己紹介をお願いします
新實良太(にいのみりょうた)と申します。新卒で日本政策投資銀行(DBJ)に入行後、観光業、北陸エリアの法人営業に従事した後、新卒採用チームを経て、直近までは地方銀行/事業会社との協働ファンドを通じたメザニン・バイアウト投資業務を行っておりました。サーチファンド・ジャパン(SFJ)には、創設当初から関与しており、現在は、DBJからSFJに出向し、フルタイムメンバーとして、投資済・ソーシングフェーズ合わせて数名のサーチャーに伴走しております。
Q. SFJへ関与されたきっかけを教えてください
私自身が地方出身ということもあり、学生時代から現在まで、ライフワークとして福井県鯖江市で地域活性化の活動を行っています。DBJに入行したのも地方創生に資する仕事がしたいと思ったからで、実際に北陸支店でも勤務をしておりました。そんな折、DBJ内でサーチファンド事業の立ち上げを検討していた先輩の話を聞き、経営人材と地域の企業を結び付けることで地域経済の再活性化に繋がる取組だと感じ、有志チームにジョインさせていただいたのが最初のきっかけでした。
Q. SFJで実現したいことはありますか
「個人のエンパワーメント」にフォーカスが当たるこの時代に、サーチファンドは、ビジネスの面でも「個人のエンパワーメント」を最大化させる仕組みだと考えており、0→1の起業家ではない新たなアントレプレナーシップの形を、この仕組みを通じて日本に根付かせていきたいです。また、これまで「地方」というフィールドをテーマに、ビジネスでもプライベートでも携わってきた個人的な思いとして、地方企業に、都市圏に集積する優秀な人材を還流させることで、地方経済の再活性化の一助を担いたい、と考えています。
サーチファンドをどうやったら日本に根付かせられるか、サーチャーの成功のためにどうしたらよいか、をフラットに本気で議論できるチーム
Q. サーチファンド投資を通じて得たものはありますか
投資というと、ロジックやインテリジェンスが求められる世界です。しかしサーチファンドの場合、その要素ももちろん重要ですし大切にしていますが、個人の想いや熱量が、より一層重要になると気づきました。投資文脈で自身のスキルを磨くことができるのもSFJで働く良さの一つですが、人の想いを全力で応援できるスタンスでビジネスができる、というのはとても刺激的で、今までになかった気持ちで働けていると感じています。また、サーチャーの皆さんはとても優秀な方々なので、自分に出来ることがあるか不安でもあったのですが、自身が深めてきた金融の専門性を頼っていただけることも多く、自信にも繋がりました。
Q. チームの雰囲気を教えてください
想いにとても真っ直ぐなチームだと思います。兼任メンバーも含め、年齢も職歴もバラバラなのですが、みんなサーチファンドをどうやったら日本に根付かせられるか、サーチャーの成功のためにどうしたらよいか、をフラットに本気で議論できるチームであると思っています。投資という文脈ではそれぞれがハイレベルなスキルセットを持ったメンバーですが、それ以上に青臭い議論が好きなメンバーだと感じています。一方で、社長の伊藤さんも含め、人の想いを大事にするメンバーですので、お互いのスキルセットを補い合いながら支えあって仕事ができており、とても居心地も良いです。
Q. どのような人がSFJメンバーに向いていると思いますか
IQだけでなくEQを大事にできる人が向いていると思います。投資ですので、一定のファイナンスリテラシーは必要ですが、それ以上に、人を応援することや、人の想いに寄り添うことに重きを置いている人であれば、楽しく仕事ができるのではと考えてます。また、SFJ自身がまだ生まれて間もない会社ですので、ベンチャー企業のような、自身でマーケットを創っていくことや会社の在り方/方向性を考えていくことに面白味を感じる人には、今が絶好のタイミングだと感じています。